時 香 - TOKIKA - は、現在準備中です。

1400年以上続く香の文化。


長い歴史の中で時計として用いられた時代があり、

「香時計」又は「時香盤(じこうばん)」と呼ばれる道具が存在した。


お香が灰になりゆく姿に時の流れを感じた精神を

現代に新たなかたちとして継承したい。


そこで、お香を線香花火のように持ち、下から火をつけてみることにした。

すると、灰が崩れずに形を保ちながら燃え上がっていく。

その姿に砂時計のように時の流れを見ることができた。


香りを聞き、灰となって散りゆく姿を眺める。

お香の今様のかたち。


私は、この道具を「時香(ときか)」と名付けた。


忙しく時間に追われる現代の暮らしの中で、

お好きな香りと共に、

悠然で静謐な時の流れをお過ごしください。